1日1枚。出来れば。 差  延  画  記  録  光  影  色  々。

2010年11月20日土曜日

a day in the life (船橋)


ウェス・モンゴメリーの方。
土曜ワイド劇場について。エンディングの「花鳥風月」という曲を森山直太郎が歌っていて、とてもいいのでCDまで買ってしまった。これを聴くことを私は「土曜ワイドセラピー」と名付けている。念の為に書いておくがこのシングル以外の彼の曲は驚くほど薄く、浅い(のでご注意)。土曜ワイド劇場はいろんな楽しみ方が出来る。まず、製作費とキャストによって生まれる質の差が凄い。大抵はミステリーにすらなっておらず、最後にやっつけで大団円を迎えるものが殆どだが、その安っぽさ、いい加減さが週末の夜にちょうどいい。力が入っているときは(ごく稀だが)見ごたえがある。藤山直美と岸部一徳の詐欺師ものがあったが、軽い映画を見ているようでとても良かった。最近でいうと賀来千賀子が京野ことみに騙されただけ、というサスペンスでもなんでもない作品があったが、賀来千賀子はダミ声の割に頑張っており、煙草を吸う場面は違和感があったが、設定の地方都市感がよく出ており、街の描き方がとても良かった。(長崎のようにも博多のようにも大阪のようにも広島のようにも見えた。)しかしそれらを台無しにしてしまっていたのが西郷輝彦である。彼が出てくるだけで、全てがマンガに見える。しかし、これは土曜ワイド劇場だ。たかが、パルプ・フィクションなのだ。そしてそこが最重要なのだ。パルプでもフィルムでもないが、読みきりの、時間潰し、100本観れば一度は泣ける、かもしれない。良質なものをお求めの方には「私立探偵濱マイク」の鑑賞をお勧めする。ツタヤで借りて下さい。ちゃんとフィルムで撮られています。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

西郷輝彦!七人の侍に三船敏郎が出ている、そのことがあの映画をコメディにしてる、あの偉大なる効果と同種のものかしら?三船一人で、黒澤映画のカテゴリーを左右するあのパワー。すごい役者さんだと膝をうったものです(バシッ)。観直そうかな。

K さんのコメント...

それは三船に失礼だわよ!
阪東妻三郎も凄いよ。無法松の一生観て下さい。

匿名 さんのコメント...

ていうかいいね!この一枚。
無法松の一生かしこまりました。

K さんのコメント...

ありがとう。かつて私たちの職場でよくかかっていましたa day in the life。あなたが思い出すのははクレオパトラの夢?
三船に失礼ってのは、西郷輝彦(星のフラメンコ)と比べての事です。
それと、「無法松の一生」を、エキサイトの自動翻訳にかけると相当面白いです。