読了。最後に泣かすんか。まさか。
トマス・ピンチョンとマーク・ロスコには共通点があると思う。まずは読書的、視覚的快楽をもたらす印象とは違って、根底に流れているのは禍々しい血の河だ。それを歴史という人もいるだろう。だからこそ、ユーモアがあり、美しさがある。
ハメット、チャンドラー、カサヴェテス、パリ・テキサス、アメリカン・クラーヴェ。映画、音楽、移民、ビタミン剤、文学。亡命国としてのアメリカ。暴力としてのアメリカ。北米、南米、アメリカの亡霊、アメリカ自体、アメリカ的なもの、アメリカ好き、アメリカ嫌い、本質的なものもそうでないものも無茶苦茶なのは百も承知だが麦畑も多分アメリカにある。
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