1日1枚。出来れば。 差 延 画 記 録 光 影 色 々。
2013年6月5日水曜日
さて、ジェイムス・ブレイクを観て
帰ってきたところですが、大変予想以上に素晴らしかったです。ファーストアルバムで感動して気が狂うほど繰り返し聴いて、フジロックで実物を見て線の細さに驚いたことが思い出されます。その時は少年が大き過ぎる会場で一生懸命頑張っているように見えたのです。セカンドアルバムが出て、正直な感想は「うーむ」の一言でした。急に成功してしまい、あの荒削りで不安定な魅力が薄れてしまったように感じたのです。しかしそれは懸念に過ぎませんでした。今晩ステージに座っていたのは、とても歌の上手い、落ち着いた、ひとりの素晴らしいミュージシャンでした。流れていたのは、ジャンル分けや分析を必要としない、純粋に美しい音でした。音楽について語ろうとすることが、とても無粋な事だと、よく分かっているつもりではありますが、今晩、とても久し振りに、殆ど全ての記憶から逃れ、生きていて良かったと思った瞬間があった事を忘れないために、酔っぱらってはおりますが、こうして書いておきます。
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2 件のコメント:
私もその人みたい!
凄くいいよ。私の生涯生音ベスト1はカエターノですが、それに次ぐ。
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