当然のように、兵士は犯罪を行います。何故ならば、彼等は軍に属しているからです。政治、宗教、思想その他いかなる組織・団体もが内包する疲弊や抑圧に加え、軍事組織に属する限り、彼等の信ずる正義(もしくは単なる任務の遂行であっても)が行使される時ですら、それは暴力以外の何物でもないのです。ある国の軍事施設が他国にある場合、個人レベルでの疲労(精神的、肉体的、経済的な)が限界点に達したとき、それらは組織内部ではなく赴任地域付近で生活する一般市民への暴力という形で発散されます。再教育や取締りの強化など、もしも実際に行われるのであれば、単に抑圧を強めるだけであり、有害なものにしかなり得ないでしょう。ところで、私自身は長年そう考えているのですが、自国に他国の軍事基地があるという状況は、それ自体が害悪である、とはお思いになりませんか?
白石桂
1日1枚。出来れば。 差 延 画 記 録 光 影 色 々。
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